発達障がい早見表広汎性発達障がい(自閉症)高機能自閉症・アスペルガー症候群注意欠陥・多動性障がい(ADHD)学習障がい(LD)ライフステージ早見表ライフステージ・ストーリー相談機関一覧医療機関一覧親の会一覧医療手帳と自立支援給付の請求保険の紹介大分県発達障がい者医療専門員養成研修サポートブックコミュニケーション支援ボード本人発言参考図書の紹介福祉分野における資格の紹介発達障害者支援法メッセージ

物語で知る、ライフステージ・ストーリー

(3 歳になるライフ君の例)

大分県のB 市に元気なライフ君が誕生しました。ライフ君は毎日公園で遊ぶ活発な3 歳児ですが、お母さんは名前を読んでも振り向かないし、いつも1 人で遊んでばかりいるライフ君の様子をみて、「発達に遅れがあるのでは」と考えるようになりました。でも、1 歳半検診では特に何も言われなかったのであまり気にかけないようにしていました・・・。しかし、3 歳児検診で「一度、病院に相談に行ってください」と言われました。心配なお母さんは何処の病院に行けば良いか迷っています?そんな時は?

 

◎「診断・医療についての相談は」 詳しくはコチラへ

病院より発達障がいの診断を受けたライフ君はもうすぐ幼稚園になります。その前に保健師から集団に慣らすことをすすめられ、障害児通園施設と児童デイサービスを紹介されました。利用するにはどのようにすればよいのでしょうか????お住まいの市町村で障害福祉サービス受給者証を申請して、希望される園に相談してください。大分県内には2 ヶ所の障害児通園施設と、16 ヶ所の児童デイサービスがあります。

一度、見学をしてみましょう。

◎「自立支援給付の利用の仕方」 詳しくはコチラへ

 

◎「早期から大切な、療育機関一覧」 詳しくはコチラへ

ライフ君は、上記の児童デイサービスを利用しながら地域の幼稚園に無事に入園することができ、その後も児童デイサービスとの併用を行いながら、順調に成長してきました。家庭や幼稚園、児童デイサービスとの間で、よい連携体制をとれたことがよかったようです。さて、幼稚園も卒園の時期になりました。地域の小学校に行くか、特別支援学校に行くかお母さんは悩み、大分県教育委員会が行っている就学指導相談に行きました。小学校には特別支援のクラスも設置されましたが、自分が働き始めなければならないことを考えて、特別支援学校に通うことを決断しました。大分県には16 ヶ所の特別支援学校が設置されています。

◎「教育の相談については」 詳しくはコチラへ

特別支援学校に通いながらも、児童デイサービスでは週1 回の利用を続けるとともに、新たに居宅支援事業(ホームヘルプサービス)も受けられることを知りました。(地域相談支援専門員にも相談してみてくださいね)

◎ 「自立支援給付の利用の仕方」 詳しくはコチラへ

利用してみましょう。

児童デイサービスとホームヘルプサービスを上手に利用しながら、特別支援学校中学部に進学し、その後も特別支援学校高等部に通い、そして卒業をむかえました。学校の進路担当の先生の話しでは、一般の企業で働きたいか、福祉工場で働くか、施設で作業をするか等、いろいろな選択肢をだしてもらいました。

@一般就労 A福祉工場 B作業所 C通所施設 D入所施設 …など

 

大分県の知的障がい者福祉工場は何ヶ所あるのでしょう?

大分県の知的障がい者福祉工場は5 ヶ所です。
大分市:3 ヶ所  竹田市:1 ヶ所  日出町:1 ヶ所

ライフ君に合う職場を本人に尋ねて決めていきましょう。大切なのは、ライフ君の気持ちですよね。

大分県の作業所は何ヶ所あるのでしょう?

ライフ君は先生と一緒に福祉工場3 ヶ所と作業所2 ヶ所を見学に行き、その中で一般就労を希望しました。この会社は特別支援学校の実習で来た事業所です。実習中のライフ君のヤル気を事業所も認めてくれ、その事業所で働くことができました。5 年間、休むことなく働いたライフ君でしたが、残念ながら、事業所が倒産してしまい、新しい就職先をさがさなければいけなくなりました。さて、ライフ君は今後、何処に相談に行けば良いのでしょうか?
このような時には、大分障害者職業センター(別府市)や障害者就業・生活支援センター、県下のハローワークに相談してください。


◎「障害者就業・生活支援センター」 詳しくはコチラへ

公共職業安定所(ハローワーク)
ハローワーク大分、ハローワーク別府、ハローワーク中津、ハローワーク臼杵、ハローワーク佐伯、
ハローワーク宇佐、ハローワーク日田、ハローワーク豊後大野

ハローワークの職員に紹介を受けた企業では、対人面でトラブルを起こしてしまい、続けることができなくなってしまいました。そこで、ライフ君は障害者職業センターがおこなっている職業評価を受けることにしてみました。その
後は、模擬会社での実習を2 週間行ってから、障害者職業センターのスタッフと協力して本人に適した企業への実習をさせてもらい、その中でジョブコーチ事業とトライアル雇用制度を使って再就職を目指しました。企業側もジョブコーチを使うのが初めてのため、戸惑いも多く見られましたが、直ぐに慣れることができ、今ではジョブコーチの役割をとても理解してくれています。

トライアル雇用制度やジョブコーチ事業についても相談してみてください。

現在、ライフ君は自立生活を目指して、支援センターや福祉機関と相談しながら、グループホームへの入居準備をすすめているところです。

 

(中学2 年生イコールさんの例)

イコールさんは、中学1 年生になってから不登校をきっかけに、O大学病院にかかるようになり、アスペルガー症候群の診断をうけました。それまでは、小学校での成績も良く、保護者の方は、これといった問題はないと思っていたのですが、実際には小学校4 年生の頃から友だちにいじめられていたことを本人から聞き、お母さんは今まで自分が気付かなかったことを泣いて謝りました。これをきっかけに、お母さんは、先生の協力を得ながら、中学校のクラスメイトにイコールさんの特性について伝えました。それ以来、イコールさんへのいじめは減り、友だちはイコールさんの特性に対しても配慮してくれるようにもなりました。

学校に行けなくなった場合、どこか通える所はあるの???

大分県教育委員会では文部科学省の委託を受け、県教育センターと9 市町村の教育支援センター(適応指導教室)を実施しています。

適応指導教室 大分県教育センタ―(ポランの広場)
中津市―ふれあい学級  豊後高田市―ビリーブ
宇佐市―せせらぎ教室  杵築市―ひまわり
別府市―ふれあい学級  佐伯市―グリーンプラザ
日田市―やまびこ広場   玖珠町―わかくさの広場
豊後大野市―かじか    竹田市―さふらん
大分市―フレンドリールーム

高校に進学すると、またイコールさんにとって辛い毎日が続くようになりました。県立の高校に入学することはできたのですが、友人とのトラブルや先生に対しての不信感を持ち、次第に学校に行けなくなってしまいました。
「学校には行きたくないけれど勉強は続けたい」イコールさんはフリースクールに週3 回通学しながら家庭で勉強を続けています。頑張っているイコールさんを応援するため、お母さんは家庭教師を雇いました。その甲斐あって、イコールさんは高等学校卒業認定試験を受けて大学に進学することができました。大学では周囲からのいじめはありませんでしたが、時々、「場の空気がよめないヤツ」と友だちからは言われることはありました。生活面では、フリースクールの先生や支援センターの職員に連絡しながら、自分のペースをくずさないで乗り切っていくことができました。

困った時は・・・
知的障害者支援センターのワーカーや当センターにも連絡して下さいね。

就職活動の際、1 次試験はいつも通るのですが、2 次の面接でことごとく落ちてしまい、イコールさんは、すっかり自信をなくしてしまいました。それからは、毎日、不安なことばかり考えるようになってしまい、イライラも募ってい
くばかりの日々が続いたので、再び支援センターに電話してみました。相談の結果、一度病院に行くことを勧められ、病院からの薬を服薬することにしました。以前に比べて、気持ちは少し落ち着きましたが、何もすることがない生活に疑問を感じ始め、医師にその気持を相談してみることにしました。すると、その病院の中にデイケアがあることを知り、イコールさんは通ってみることに決めました。週3 回、10:00〜15:00 まで音楽を聴いたり、散歩に行ったりしながら過ごすことで、生活のリズムを整え、楽しい日々を送ることができるようになってきています。
現在のイコールさんの目標は社会に出て働いて給料をもらうことです。就労のための支援機関を利用して、自分に合った働く場所を支援センターの職員に相談しながらみつけていくことを考えています。